迷惑なんて思ってないよ
俺と姉ちゃんにとって聖は妹みたいな存在だった。まぁ、両親の亡くなった場所が特定出来るまで両親の事に気を取られて忘れてはいた。でも、両親の事が一段落すると姉ちゃんの口から聖の名前が出てくるようになった。覚えていてくれて、会いに来てくれて泣いて喜んだ。
姉ちゃんは誰でも愛せる優しい人だ。だからこそ、妹として愛している聖には友達を作って一人でも大丈夫なんだって所を見せてほしいんだ。きっと俺と一緒にいたら俺が構えなくなった時に大丈夫か心配するだろう。今まで大丈夫だったんだからでは納得がいかない。
「別の条件じゃ・・・ダメ、ですよねぇ・・・?」
「ダメだ」
「ですよねぇ・・・」
姉ちゃんは誰でも愛せる優しい人だ。だからこそ、妹として愛している聖には友達を作って一人でも大丈夫なんだって所を見せてほしいんだ。きっと俺と一緒にいたら俺が構えなくなった時に大丈夫か心配するだろう。今まで大丈夫だったんだからでは納得がいかない。
「別の条件じゃ・・・ダメ、ですよねぇ・・・?」
「ダメだ」
「ですよねぇ・・・」