迷惑なんて思ってないよ
十二章・知られたくない顔

おかしくないよね?

「ちょっと幼いかな!?」

「もー、聖ってば悩みすぎー。遊園地なんだから、短パンと運動靴以外は何でも良いんだって!」

「でもさー」

ハルくんとの遊ぶ日。場所は遊園地に決まったけれど、私の着ていく服が決まっていなかった。
結華お姉ちゃんと会う時は何も考えないである物を着ていったけど、今日はそうじゃない。結華お姉ちゃんはいない。ハルくんしかいない日に変な物着ていけない。妹的な存在から脱退出来る機会なのに幼い格好して行けない。だってハルくん、結華お姉ちゃんが関わると結華お姉ちゃんしか見えなくなるんだもん。
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