迷惑なんて思ってないよ
晴人を責める事は出来ない。責める資格なんて無い。
私は晴人の手を引き、震えている大きくて小さな体をそっと抱き締めた。背中を擦りながら何度も謝り、何度も大丈夫と言い続けた。
「心配かけてごめん。もう大丈夫だから。ね?」
晴人をこうさせてしまったのは私のせいなんだ。母から姉なのだからと言われてきたせいで、手は貸すから頑張れという関わり方から逃れられなくなっていた。一緒に寝たいと言われても、昔は寝ていたけれど今は手を繋いで。昔は素直に泣いてくれていたから頭を撫でるだけで良かったのに、今は抱き締めないと泣いてくれなくなった。
私が晴人を家族という存在に執着させてしまっているんだ。でも、私も怖いんだ。こうやって手を貸し続けていないとグレてしまうような気がして手を離す勇気が出なかったんだ。見捨てられたと思われるんじゃないかって。
私は晴人の手を引き、震えている大きくて小さな体をそっと抱き締めた。背中を擦りながら何度も謝り、何度も大丈夫と言い続けた。
「心配かけてごめん。もう大丈夫だから。ね?」
晴人をこうさせてしまったのは私のせいなんだ。母から姉なのだからと言われてきたせいで、手は貸すから頑張れという関わり方から逃れられなくなっていた。一緒に寝たいと言われても、昔は寝ていたけれど今は手を繋いで。昔は素直に泣いてくれていたから頭を撫でるだけで良かったのに、今は抱き締めないと泣いてくれなくなった。
私が晴人を家族という存在に執着させてしまっているんだ。でも、私も怖いんだ。こうやって手を貸し続けていないとグレてしまうような気がして手を離す勇気が出なかったんだ。見捨てられたと思われるんじゃないかって。