迷惑なんて思ってないよ
彼女は無口な男と目付きの悪い男に髪を弄られているし。楽しそうな表情が気に食わなかった。

「よぉーし!出ー来たっ!」

「これならバレないだろ」

「夢先輩にそっくりだ」

「いや、鼻はカシザキその物だぞ?」

「写真撮るよー」

訳の分からないまま、カシャッという写真を撮る音が聞こえた。
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