迷惑なんて思ってないよ
恐怖でしかない。でも、母の教えが頭から離れなくて感情を上手く出せなくなった私はちゃんと生活に影響が出ていた。胃が食べ物を受け付けずに何度も入退院を繰り返し、一秒でも一人になると大声を出して誰かを捜した。
それを治してくれているのが晴人の存在だった。ずっと私のそばにいてくれた。何も言わずにただ隣にいてくれた。ちゃんと物を食べれるようにはまだならないけれど、少なくとも一人になる事は出来るようになった。
津田さんたちや伯母たちが優しくてくれているのは私がそういう子に育ってしまったからなんだとは思う。それでも、私と晴人を見捨てないでいてくれるだけマシだと思った。愛してくれているだけありがたいと思っていた。
それに、凛太郎くんも。家庭環境が複雑な私に共通点があるというだけで関わってきてくれる。興味本意じゃなく、一人と人として関わってきてくれる事が私にとってどれだけ嬉しい事か。
それを治してくれているのが晴人の存在だった。ずっと私のそばにいてくれた。何も言わずにただ隣にいてくれた。ちゃんと物を食べれるようにはまだならないけれど、少なくとも一人になる事は出来るようになった。
津田さんたちや伯母たちが優しくてくれているのは私がそういう子に育ってしまったからなんだとは思う。それでも、私と晴人を見捨てないでいてくれるだけマシだと思った。愛してくれているだけありがたいと思っていた。
それに、凛太郎くんも。家庭環境が複雑な私に共通点があるというだけで関わってきてくれる。興味本意じゃなく、一人と人として関わってきてくれる事が私にとってどれだけ嬉しい事か。