迷惑なんて思ってないよ
晴人が風邪を引いているっぽいから家まで送って私一人で行くんだ。正直、毎年晴人と一緒に行っていたから泣いてしまわないか不安だった。どうせなら私も行かないでおこうかとも思った。でも、年に一度だけ通る事の出来る道を見す見す逃すわけにも行かない。
重たい足を早く動かしながら津田さんの待つ待ち合わせ場所へと向かった。そう言えば去年、晴人や津田さんたちを恋人と間違えられて軽い女だという噂が流れた事があったっけ。まぁ、すぐ事実が知られて無くなったんだけど。何で今そんな事を思い出したんだろう。
「あれ、今日は晴人くんじゃないんだね」
「えっ・・・?」
振り返るとどうしてそうなったのか、立場が逆転している凛太郎くんと慶太郎くんがいた。
重たい足を早く動かしながら津田さんの待つ待ち合わせ場所へと向かった。そう言えば去年、晴人や津田さんたちを恋人と間違えられて軽い女だという噂が流れた事があったっけ。まぁ、すぐ事実が知られて無くなったんだけど。何で今そんな事を思い出したんだろう。
「あれ、今日は晴人くんじゃないんだね」
「えっ・・・?」
振り返るとどうしてそうなったのか、立場が逆転している凛太郎くんと慶太郎くんがいた。