ある日、学校に監禁されました。
「見ろよ、先生たちが外に出てきたぞ!」


窓から外を見ていた1人の男子生徒がそう言った。


「行こう」


敦美に言われ、あたしたち3人も窓へと近づく。


今はしっかりと閉められている窓から下を覗くと、丁度校門の入り口が見えた。


そこには数人の先生たちがいて周囲を確認しているのがわかった。


「先生たち大丈夫かな……」


血なまぐさい教室内からそう呟く声が聞こえてくる。


外にいる先生たちは今のところ変わった様子はないようだけど……木々が、揺れた。


それは枝を揺らすような風だった。


風が先生たちの髪やスーツも揺らした瞬間、その体がバラバラに破壊されていたのだ。


手が切断され、足が切断され、首が切断される。


突然のことに逃げることすらできないまま、先生たちはその場に崩れ落ちて行った。


「なにあれ! なんであんなことになるの!?」


敦美が叫ぶ。
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