ある日、学校に監禁されました。
☆☆☆
あたしは2年生の階を見て回ることになった。
2年生のクラスにもまだ数人の生徒たちが残っていて、身を寄せ合って救出を待っている状態だった。
つけっぱなしのテレビからはこの町の情報が流れているけれど、昨日からの進展はなさそうだった。
結局2年生の階にアキホちゃんの姿はなかった。
一体どこへ行ってしまったんだろう。
不安が胸の中に膨らんで行く。
もしかして、自分から外へ出たなんてことないよね……?
あんな目にあったらもう学校にはいられないかもしれない。
アキホちゃんが1人で外へでてしまった可能性は大いにあった。
しかし、あたしの考えは最悪の形で裏切られることになった。
「千穂……」
図書室へと続く渡り廊下に差し掛かったところで、後方から新人に声をかけられた。
「新人! アキホちゃんは見つかった?」
そう聞くと、新人は曖昧な表情を浮かべて頷いた。
あたしは2年生の階を見て回ることになった。
2年生のクラスにもまだ数人の生徒たちが残っていて、身を寄せ合って救出を待っている状態だった。
つけっぱなしのテレビからはこの町の情報が流れているけれど、昨日からの進展はなさそうだった。
結局2年生の階にアキホちゃんの姿はなかった。
一体どこへ行ってしまったんだろう。
不安が胸の中に膨らんで行く。
もしかして、自分から外へ出たなんてことないよね……?
あんな目にあったらもう学校にはいられないかもしれない。
アキホちゃんが1人で外へでてしまった可能性は大いにあった。
しかし、あたしの考えは最悪の形で裏切られることになった。
「千穂……」
図書室へと続く渡り廊下に差し掛かったところで、後方から新人に声をかけられた。
「新人! アキホちゃんは見つかった?」
そう聞くと、新人は曖昧な表情を浮かべて頷いた。