ある日、学校に監禁されました。
☆☆☆
学校の地下倉庫は食堂の床を開けると広がっていた。
コンクリートで固められた階段は肌寒く、下りて行くと埃臭さが鼻につく。
倉庫の広い空間には学校で使われなくなった道具などが所狭しと置かれていた。
でも、荷物を運び出せば十分な広さがありそうだ。
「地下室内は電波が弱いから、ドアは開けっ放しの方がいいけど……」
荷物を運び出しながら新人が呟く。
「そうだよね。あたしもそう思う」
新人には昌良から連絡が来るし、あたしにはユーキからの連絡がくる。
他の子たちもスマホが使えた方が安心するだろう。
「こんなガラクタ、なんで捨てないんだろうね」
恵里菜が木片を運び出しながらそう言った。
木片の表側は緑色に塗られていて、何年も昔に学校行事で使用されたものだとわかった。
他にも一見ゴミに見えるものが沢山置かれている。
それらを片付けている内に、徐々に空腹を感じるようになっていた。
学校の地下倉庫は食堂の床を開けると広がっていた。
コンクリートで固められた階段は肌寒く、下りて行くと埃臭さが鼻につく。
倉庫の広い空間には学校で使われなくなった道具などが所狭しと置かれていた。
でも、荷物を運び出せば十分な広さがありそうだ。
「地下室内は電波が弱いから、ドアは開けっ放しの方がいいけど……」
荷物を運び出しながら新人が呟く。
「そうだよね。あたしもそう思う」
新人には昌良から連絡が来るし、あたしにはユーキからの連絡がくる。
他の子たちもスマホが使えた方が安心するだろう。
「こんなガラクタ、なんで捨てないんだろうね」
恵里菜が木片を運び出しながらそう言った。
木片の表側は緑色に塗られていて、何年も昔に学校行事で使用されたものだとわかった。
他にも一見ゴミに見えるものが沢山置かれている。
それらを片付けている内に、徐々に空腹を感じるようになっていた。