ある日、学校に監禁されました。
ぶっきら棒なその声に、心臓がドクンッと跳ねた。


「えっと……じゃあ、失礼します」


あたしはそう言い、おずおずと新人の腕に自分の頭を乗せた。


新人の体温は想像以上に熱くて、余計にドキドキしてしまう。


ドアを開けいるから冷房が入って来ているとはいえ、こんな状況だとあたしの体温は上昇して行く一方だ。


「や、やっぱりいい!」


あたしはそう言い、寝返りをうってきつく目を閉じたのだった。
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