ある日、学校に監禁されました。
☆☆☆

新人のせいで無駄にドキドキしてしまったが、疲れの方が勝っていてすぐに眠りに落ちていた。


しかし、その眠りは夜中に遮られることになった。


どこから声が聞こえて来る。


それは低い唸り声で、野生の動物のような声だった。


しかし、今自分がいる場所が地下倉庫だと思い出した時、あたしは目を開けた。


耳を澄ませてみても、やっぱりその唸り声は聞こえて来る。


しかも、すごく近くから……。


不審に思って上半身を起こすと、薄い光の中に人影が見えた。


その影は丸まっているように見えて、気分でも悪くなったのかな? と考えたのだけれど……。


「何してる!?」


臼山先生のそんな声が聞こえたと同時に、電気が付けられた。


眩しさに一瞬目を細めそれから影を見た方へと視線を向けた。
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