ある日、学校に監禁されました。
☆☆☆
朝食を終えてから1時間が経過していた。
外へ出ていた新人も戻って来ていたが、静かな時間が過ぎて行っていた。
みんな疲れているのか、横になっている生徒たちが多い。
臼山先生は時々生徒たちに声をかけて、体調の変化を確認している。
あたしと新人はコンクリートの壁を背もたれにして座っていた。
冷たいコンクリートが、今は心地いい。
その時だった。
地下倉庫のどこからか、カラカラという微かな音が聞こえてきてあたしは視線を泳がせた。
「どうした?」
「今、なにか聞こえた」
そう答えた時、また同じ音が聞こえて来た。
それは小さな音で、誰も気が付いていない。
でもこの音は聞いたことがある音で……「換気扇」あたしはそう呟き、息を飲んだ。
そうだ。
ここは地下倉庫だ。
朝食を終えてから1時間が経過していた。
外へ出ていた新人も戻って来ていたが、静かな時間が過ぎて行っていた。
みんな疲れているのか、横になっている生徒たちが多い。
臼山先生は時々生徒たちに声をかけて、体調の変化を確認している。
あたしと新人はコンクリートの壁を背もたれにして座っていた。
冷たいコンクリートが、今は心地いい。
その時だった。
地下倉庫のどこからか、カラカラという微かな音が聞こえてきてあたしは視線を泳がせた。
「どうした?」
「今、なにか聞こえた」
そう答えた時、また同じ音が聞こえて来た。
それは小さな音で、誰も気が付いていない。
でもこの音は聞いたことがある音で……「換気扇」あたしはそう呟き、息を飲んだ。
そうだ。
ここは地下倉庫だ。