ある日、学校に監禁されました。
☆☆☆
それから数時間が経過していたら、恵里菜は食堂へは戻ってこなかった。
まだあの教室にいるのかもしれないけれど、確認しに行く勇気もない。
ただ、暑さとの戦いだった。
汗は次から次へと流れ出て、もはや体はカラカラに乾燥してしまっていた。
自販機を壊して水分を取っていたけれど、それでも間に合わないくらいだ。
「助けはまだ来ないの?」
そう聞いて来たのは知枝だった。
知枝と弘成はすっかり距離ができてしまあい、2人ともほとんど会話をしなくなっていた。
「まだみたい……」
スマホでニュースを確認すると、更に救出者が増えたと伝えている。
しかし、依然として井町高校へ来る様子はなさそうだった。
それくらい多くの人たちがこの町に隔離状態になっているということだ。
それから数時間が経過していたら、恵里菜は食堂へは戻ってこなかった。
まだあの教室にいるのかもしれないけれど、確認しに行く勇気もない。
ただ、暑さとの戦いだった。
汗は次から次へと流れ出て、もはや体はカラカラに乾燥してしまっていた。
自販機を壊して水分を取っていたけれど、それでも間に合わないくらいだ。
「助けはまだ来ないの?」
そう聞いて来たのは知枝だった。
知枝と弘成はすっかり距離ができてしまあい、2人ともほとんど会話をしなくなっていた。
「まだみたい……」
スマホでニュースを確認すると、更に救出者が増えたと伝えている。
しかし、依然として井町高校へ来る様子はなさそうだった。
それくらい多くの人たちがこの町に隔離状態になっているということだ。