ある日、学校に監禁されました。
「ねぇ、あたしもお腹空いてきちゃった」
敦美が乾燥した唇でそう言った。
「そうだよね……」
あたしも同じだった。
喉の渇きはもちろんのこと、空腹も強く感じられた。
学校に隔離状態になってすぐの頃は、極度のストレスのおかげでそれも忘れることができていたのに……。
不意に、人肉を食べていた恵里菜の顔を思い出してゾクリとした。
あたしもあんな風になってしまうんだろうか?
本当に空腹に耐えかねたら、人間を、仲間を食べるんだろうか?
それだけは避けたかったけれど、何も見えていない様子を恵里菜を思い出すと自分がなにをしだすかわからない恐怖もあった。
「ちょっと、これを見てくれ」
死んだ生徒のスマホをいじっていた新人が何か見つけたようで、そう言ってきた。
「なに?」
そう聞きながら画面を確認すると、あたしの顔写真がネットに流れていることがかった。
敦美が乾燥した唇でそう言った。
「そうだよね……」
あたしも同じだった。
喉の渇きはもちろんのこと、空腹も強く感じられた。
学校に隔離状態になってすぐの頃は、極度のストレスのおかげでそれも忘れることができていたのに……。
不意に、人肉を食べていた恵里菜の顔を思い出してゾクリとした。
あたしもあんな風になってしまうんだろうか?
本当に空腹に耐えかねたら、人間を、仲間を食べるんだろうか?
それだけは避けたかったけれど、何も見えていない様子を恵里菜を思い出すと自分がなにをしだすかわからない恐怖もあった。
「ちょっと、これを見てくれ」
死んだ生徒のスマホをいじっていた新人が何か見つけたようで、そう言ってきた。
「なに?」
そう聞きながら画面を確認すると、あたしの顔写真がネットに流れていることがかった。