ある日、学校に監禁されました。
「さすがに、悪いと思ったんじゃないの?」


敦美の言葉にあたしは曖昧に頷いた。


人の顔写真を勝手にさらされた事は腹が立つが、自分のためになるのなら我慢できた。


「もう少し、頑張ってみようよ」


あたしは仲間へ向けて、そして自分自身へ向けてそう言ったのだった。
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