ある日、学校に監禁されました。
「トイレにいたの?」
「あぁ。水を求めてたんだと思う」
「それで、2人は?」
そう聞くと、新人は黙って左右に首を振った。
その瞬間、胸にチクリとした痛みが走る。
「ダメ……だったの?」
「うん。小指に赤い糸を結んで首をカッターで切ってた」
自殺……。
この状況なら、早く楽になりたいと言う気持ちは理解できた。
こうして座って呼吸をしているだけでも辛いのだから。
だけど、浮かんでくるのは2人の元気な笑顔ばかりだった。
仲が良いいクラス公認のカップルで、卒業したらこのまま結婚するんじゃないかって、みんな思っていた。
だけどそれは叶わなかったのだ。
卒業すら、あたしたちにとって夢のまた夢になってしまった。
「あぁ。水を求めてたんだと思う」
「それで、2人は?」
そう聞くと、新人は黙って左右に首を振った。
その瞬間、胸にチクリとした痛みが走る。
「ダメ……だったの?」
「うん。小指に赤い糸を結んで首をカッターで切ってた」
自殺……。
この状況なら、早く楽になりたいと言う気持ちは理解できた。
こうして座って呼吸をしているだけでも辛いのだから。
だけど、浮かんでくるのは2人の元気な笑顔ばかりだった。
仲が良いいクラス公認のカップルで、卒業したらこのまま結婚するんじゃないかって、みんな思っていた。
だけどそれは叶わなかったのだ。
卒業すら、あたしたちにとって夢のまた夢になってしまった。