ある日、学校に監禁されました。
新人の唇はガサガサに乾燥して白くなり、ひび割れている。


艶やかだった肌も、今は弾力を失ってシワが目立ってきていた。


新人と視線がぶつかって、互いに微笑みあった。


それはとても穏やかな笑顔で……。


新人が大きく息を吸い込んだ。


それが、最後の力だと言うように。


肺に沢山の酸素を取り込んだ新人の目の輝きが、スッと消えた。


開かれたままの目は一瞬にして灰色に濁り、がらんどうになるのを見た。


「あ……らと……?」


吸い込まれた息は吐きだされない。


新人の呼吸は完全に停止していた。


「新人……っ!」


それでも、新人の口元は笑っていた。


あたしとの、約束があるから……。
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