ある日、学校に監禁されました。
しかし実際は、最初に風の被害があってからまだ6時間しか経過していなかった。


その間に一体何人が死んで行ったのだろうか。


《今速報が入ってきました! 政府が緊急事態として○○町を封鎖することを決定したようです!》


緊迫した様子でニュースキャスターが原稿を読み進める。


《○○町は封鎖されます。封鎖解除のメドは立っておりません。繰り返します。○○町は封鎖です……!》


「封鎖って……それじゃあ助けは来ないって事!?」


恵里菜が泣き顔でそう言った。


「そんなことはない。一般の人は入れないってだけだ!」


臼山先生がすぐにそう言った。


「本当ですか?」


「そんなこと、さっきのニュースキャスターは言ってなかったじゃないですか!」


色んな場所から先生へ向けられる質問。


臼山先生だって、本当はどうなっているのかなんてわからないはずだった。
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