ある日、学校に監禁されました。
大きな窓だから、背の高い男子がいると助かる。
「飯田のやつ、外へ出るの失敗したんだな」
手を動かしながら昌良は言った。
「うん……」
あの出来事は誰にも言っていないけれど、車が柱にぶつかる大きな音がしていたから2階にいた生徒たちも気が付いたのだろう。
昌良の表情は硬い。
「俺たち、本当にここから出ることはできないのかな」
「そんなことないよ。きっと大丈夫!」
あたしはマイナス思考を吹き飛ばすように、大きな声でそう言った。
そう言わないと、この暗い雰囲気は消えてくれない。
と言ってもあたしたちにできる事なんて限られている。
窓を閉めて目張りをすること。
できるだけ窓から離れること。
そして、風の現象について調べる事くらいだ。
「飯田のやつ、外へ出るの失敗したんだな」
手を動かしながら昌良は言った。
「うん……」
あの出来事は誰にも言っていないけれど、車が柱にぶつかる大きな音がしていたから2階にいた生徒たちも気が付いたのだろう。
昌良の表情は硬い。
「俺たち、本当にここから出ることはできないのかな」
「そんなことないよ。きっと大丈夫!」
あたしはマイナス思考を吹き飛ばすように、大きな声でそう言った。
そう言わないと、この暗い雰囲気は消えてくれない。
と言ってもあたしたちにできる事なんて限られている。
窓を閉めて目張りをすること。
できるだけ窓から離れること。
そして、風の現象について調べる事くらいだ。