ある日、学校に監禁されました。
☆☆☆
臼山先生はあたしを空き教室へと連れてきていた。
ここも昨日の内に窓に目張りがされているから、ひとまずは安心だ。
しかし、臼山先生の表情は険しくて、あたしはどうしてもたじろいてしまう。
「なにか、あったんですか?」
緊張しながらそう聞くと、臼山先生はスーツのポケットから1台のスマホを取り出した。
そのスマホに見覚えはなく、血がこびりついている。
「今朝、他の先生方と協力して遺体を1年生の教室に移動したんだ。その時1人の女子生徒が持っていたスマホだ」
そう言い、臼山先生はそのスマホを机の上に置いた。
被害者のスマホだから血が付いていたようだ。
それが生々しくて、思わず口元を手で覆った。
白かったはずのスマホは真っ赤に染まり、ところどころ血が落ちて本来の色が見えている状態だ。
画面には血はベッタリとこびりついている。
でも、その隙間からスマホに表示されている文字を読み取ることができた。
臼山先生はあたしを空き教室へと連れてきていた。
ここも昨日の内に窓に目張りがされているから、ひとまずは安心だ。
しかし、臼山先生の表情は険しくて、あたしはどうしてもたじろいてしまう。
「なにか、あったんですか?」
緊張しながらそう聞くと、臼山先生はスーツのポケットから1台のスマホを取り出した。
そのスマホに見覚えはなく、血がこびりついている。
「今朝、他の先生方と協力して遺体を1年生の教室に移動したんだ。その時1人の女子生徒が持っていたスマホだ」
そう言い、臼山先生はそのスマホを机の上に置いた。
被害者のスマホだから血が付いていたようだ。
それが生々しくて、思わず口元を手で覆った。
白かったはずのスマホは真っ赤に染まり、ところどころ血が落ちて本来の色が見えている状態だ。
画面には血はベッタリとこびりついている。
でも、その隙間からスマホに表示されている文字を読み取ることができた。