ある日、学校に監禁されました。
☆☆☆
翌日、図書室内の騒がしさに目を覚ました。
「昌良、生きてたのか!」
新人のそんな声が聞こえてきて、あたしは勢いよく飛び起きた。
新人がスマホ画面へ向かって話しかけているのが見えて近づくと、昌良とのビデオ通話が始まっていた。
「昌良!」
思わず、そう声を上げていた。
運よく民家へ逃げ込んだ昌良だけれど、その後どうなったのかわからないままだった。
生きていたんだ!
そうとわかると、嬉しくて涙が込み上げて来た。
『みんな、心配かけてごめん。でも大丈夫。この民家に入ったとき窓は全部目張りをされてたから、風が入って来る心配はない』
昌良が早口にそう言い、目張りをされた窓を見せてくれた。
外へ出て生き延びれた生徒は、今のところ昌良1人だ。
学校前の民家まで行っただけだと言っても、これは快挙だった。
翌日、図書室内の騒がしさに目を覚ました。
「昌良、生きてたのか!」
新人のそんな声が聞こえてきて、あたしは勢いよく飛び起きた。
新人がスマホ画面へ向かって話しかけているのが見えて近づくと、昌良とのビデオ通話が始まっていた。
「昌良!」
思わず、そう声を上げていた。
運よく民家へ逃げ込んだ昌良だけれど、その後どうなったのかわからないままだった。
生きていたんだ!
そうとわかると、嬉しくて涙が込み上げて来た。
『みんな、心配かけてごめん。でも大丈夫。この民家に入ったとき窓は全部目張りをされてたから、風が入って来る心配はない』
昌良が早口にそう言い、目張りをされた窓を見せてくれた。
外へ出て生き延びれた生徒は、今のところ昌良1人だ。
学校前の民家まで行っただけだと言っても、これは快挙だった。