ラブマジック[完]
女ほど強い者はいない
「どういうこと?咲良」
愛心が種目に出てない時。
影の所に私は座って、愛心が目の前に立つ。
「相馬から別れ切り出したの?」
「ううん。私から……」
「何で!?相馬のこと好きなんでしょ!?」
「うん………」
「じゃあ、何で!?イジメられてるのが原因?」
フルフルと頭を左右に振る。
「じゃあ、何!?」
「想われてる自信がなくなっちゃって………」
ほんの少しの沈黙の後。
「何であたしに相談してくれなかったの?」
「ゴメン………」
「ゴメンじゃなくて………あたしら友達でしょ?」