ラブマジック[完]
「愛心に引っ付いとくから!」
グッ!と親指を立てて言ってみたら。
凄い嫌な顔された。
「巻き込まれたくないから、離れとこ」
「それはないよ!愛心!」
これも人助けだと思ってさ〜!
お願いだよ、愛心!
周りの目線がグサグサ刺さりながら、文化祭が始まり。
「ちょっ!咲良!歩きづらい!」
「だって!」
愛心を後ろから抱きつくような感じでベッタリさせ歩く。
「あ、」
「?どうしたの?愛心」
「今、相馬がいたような気がした」
「嘘!?どこ!?」
辺りを探しもいない。
見失っちゃった?