ラブマジック[完]
「マジで怒んぞ」
………………そ、そんな腕組みして睨まれても……。
「な、なにさ!!壱馬だって私のこと彼女だって言いたくないほど一緒に居たくないくせに!!そ、そりゃあ、私はさっきの子とかナンパしてきた人達とは違ってぺちゃパイだし!可愛くもないし綺麗でもないし!色気だってないし!自慢になること何一つないよ!?それでもさ………彼女だって………ヒック………言ってくんなきゃ…………ぅぅ………私が…………友達に壱馬の彼女になったって言ってることが………ヒック………バカみたいじゃん!それに私の一方通行みたいで………ヒック………ぅぅ………私だけが壱馬のこと好きみたいじゃん!」
怒って、泣いて。