ラブマジック[完]
さぁ、手を繋ぎましょう!
高校に入学して初めての冬休み。
恋人たちのクリスマス。
待ち合わせ場所に予定の時間の5分前に着いたら既に待っていてくれてる彼氏の相馬壱馬。
が、ミニスカートを履いたフワフワな雰囲気の二人組の女子に何やら声をかけられている。
「ごめ〜ん!待った〜?」
なんて、可愛らしく腕を絡めて彼女アピールする、
はずがない!!
どんな会話してんだ?
気になる私はちょうど壱馬の後ろに名前の知らない葉っぱが大量にある花壇があるからそこに身を隠してコッソリ聞いてやる。
「ねぇねぇ、お兄さん一人?」
「良かったらあたし達とお茶でもしない?」