ラブマジック[完]
「ありがとう!愛心、助かったよ!」
「いーよ!どうせ、一緒に遊びに行く予定してたじゃん!嘘はあたしついてないし!」
確かに!
私達の後ろをキョロキョロしながら、付いてくる立花くんには聞こえない声で話す。
「それに、相馬に誤解されるの嫌でしょ?」
「もう、想像しただけでも鳥肌が!」
怖い怖い!
話してる内に最寄り駅に着き。
「明日からは大丈夫そう?」
「おう!ありがとうな!わざわざ!」
「いえいえ!」
やっぱりこの時間、どの学校も始業式なのか制服を着た学生が多いなあ。
「なあ、七瀬さんと高梨さんって」