ラブマジック[完]
「何してんだ?」
「ヒヤッ!!」
誰っ!!???
声がした後ろを見れば、私服姿の壱馬がいた。
なんとも眠たそうな顔で。
「何だ、壱馬か………ビックリした………」
心臓バックバックしちゃってんじゃん!
どうしてくれるんだよ!まったく!
「学校じゃねぇの?」
「もうとっくに終わってるよ!」
何時だと思ってんだ!
またサボりやがって!
「つーか、誰?」
壱馬の人差し指は立花くんを指してる。
立花くんは急な壱馬の登場に目をパチパチさせてる。
「転校生の立花………くん!」
「お前、下の名前覚えてねぇのかよ」