ラブマジック[完]
教室に戻れば壱馬がいなくて。
ま、当然か!
ずっといるわけないよね。
「ねぇ、咲良。立花が途中いいかけたことって何?」
「え?」
なんて鋭いんだ!愛心は!
「別に何も!てか、壱馬は?」
「近くにあった椅子蹴っ飛ばして出てった」
「そっか………」
あとで、弁解しないと。
そう思って休み時間、電話をかけてみたけど繋がらず。
私も出なかったことあったから、かかってくるまで待たないとね!
翌日。
今日は立花くんは待ってはおらず、その代わり。
「咲良おはよ!」
「おはよ!愛心!珍しいね、この時間に来るの!」