天然お嬢様の恋はどこまでもマイペース
「ありがとうございます」
うれしそうに、何度も頭を下げる。
「どういたしまして」
お見合いの記念にと、ピンクのゾウは俺がプレゼントした。
とはいえ、人の握り拳ほど大きさのマスコット1つ値段もたかがしれている。
ショップで買ったピンクのゾウを、早速携帯につけてご満悦の爽子さん。
でも、
「携帯よりゾウの方が大きいね」
「かわいいですよねー」
なんだか会話がかみ合っていない。
大学を出て社会人になっているとは言え、どことなく少女のような印象の彼女。
生活感がなく、違う世界の人を見ている気がするのはお金持ちのお嬢様だからだろうか。
とにかく、独特の雰囲気を持った子だ。
その後、時々行く寿司屋のカウンターで食事をし、公園を少し歩いてから爽子さんを送り届けた。
「ありがとうございました。ごちそうさまでした」
礼儀正しくお礼を言う爽子さんに、
「こちらこそ、楽しかったです」
と返事をし、もう2度とないだろうお嬢様とのデートは終わった。
うれしそうに、何度も頭を下げる。
「どういたしまして」
お見合いの記念にと、ピンクのゾウは俺がプレゼントした。
とはいえ、人の握り拳ほど大きさのマスコット1つ値段もたかがしれている。
ショップで買ったピンクのゾウを、早速携帯につけてご満悦の爽子さん。
でも、
「携帯よりゾウの方が大きいね」
「かわいいですよねー」
なんだか会話がかみ合っていない。
大学を出て社会人になっているとは言え、どことなく少女のような印象の彼女。
生活感がなく、違う世界の人を見ている気がするのはお金持ちのお嬢様だからだろうか。
とにかく、独特の雰囲気を持った子だ。
その後、時々行く寿司屋のカウンターで食事をし、公園を少し歩いてから爽子さんを送り届けた。
「ありがとうございました。ごちそうさまでした」
礼儀正しくお礼を言う爽子さんに、
「こちらこそ、楽しかったです」
と返事をし、もう2度とないだろうお嬢様とのデートは終わった。