天然お嬢様の恋はどこまでもマイペース
「爽子ちゃんお疲れ様」
「お疲れ様でした」

撮影が終わったのは夜9時を回っていた。

「これから打ち上げだけど行く?」
「えっと・・・」

最近お酒の失敗が多くて、泰介からもとめられている。

「爽子ちゃん、行きましょう。ナツキも参加するらしいから」

えっ。

ますます行きにくい。

「ほら爽子ちゃん行くよ」
「え、えぇー」

顔見知りのスタイリストさんに手を引かれ、結局私は打ち上げに参加することになった。
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