天然お嬢様の恋はどこまでもマイペース
週末を利用してブランドのショップにやって来た。
ショップとは言っても5階建ての自社ビル。
1階と2階はショップになっているけれど、3階以上は事務所や個別のフィッティングルームになっている。
「爽子さん、いらっしゃいませ」
「こんにちは」
マネージャーさんが出迎えてくれた。
ここには何度か来たこともある。
いつもはママと一緒に、スーツやワンピースなどの服を作ってもらっている。
「今回はドレスでしたね」
「ええ」
せっかくだから、パーティー用のドレスを作ってもらいなさいとパパの一言でここへやって来たのが2ヶ月前。
ついてきた泰介も上手にタキシードを勧められ、オーダーしてしまった。
あの頃は、何をしても楽しかった。
どんなに忙しくても、泰介に会えると思えば頑張れた。
今では、顔を合わせるのが辛いのに。
ショップとは言っても5階建ての自社ビル。
1階と2階はショップになっているけれど、3階以上は事務所や個別のフィッティングルームになっている。
「爽子さん、いらっしゃいませ」
「こんにちは」
マネージャーさんが出迎えてくれた。
ここには何度か来たこともある。
いつもはママと一緒に、スーツやワンピースなどの服を作ってもらっている。
「今回はドレスでしたね」
「ええ」
せっかくだから、パーティー用のドレスを作ってもらいなさいとパパの一言でここへやって来たのが2ヶ月前。
ついてきた泰介も上手にタキシードを勧められ、オーダーしてしまった。
あの頃は、何をしても楽しかった。
どんなに忙しくても、泰介に会えると思えば頑張れた。
今では、顔を合わせるのが辛いのに。