天然お嬢様の恋はどこまでもマイペース
一週間後、泰介に呼び出されたレストラン。
席はいつも商談で使うと言っていた場所。

理由を聞くと、
「今日は聞いてもらいたい話があるからね」と返された。

これって、別れ話を切り出すって意味かしら?
色々と考えを巡らせていると、

「叩いたりしてすまなかった」
ちゃんと頭を下げてくれた。

「違うわ、悪いのは私の方」
常識的に考えれば、私の行動の方が間違っている。

「夏輝に会ったらしいね」
「え?」

びっくりした。
どうしてそのことを泰介が知っているのか。
それが気になった。

もしかして、2人で会ったの?
私の知らないところで、2人の関係が復活していたら・・・

「撮影会で会ったらしいって、お父さんから聞いたんだ」
「へー」
少しホッとした。
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