天然お嬢様の恋はどこまでもマイペース
SIDE 爽子
お母様
週末日曜日の朝。
私と泰介を乗せた車は、西へ西へと走っていた。
「あと30分位だから」
すでに2時間は走っている。
出発地が都内でなかったから幾分遠回りにはなっているけれど、遠い場所であることに間違いない。
「ごめん。せっかくの休みが台無しだね」
申し訳なさそうに謝ってくれるけれど、
「そんなこと気にしないで」
今は、急がなくちゃ。
だんだんと田舎道になっていく道路を、スピード上げ走る車。
どうか何事もありませんようにと、私も祈る気持ちで助手席に座っていた。
私と泰介を乗せた車は、西へ西へと走っていた。
「あと30分位だから」
すでに2時間は走っている。
出発地が都内でなかったから幾分遠回りにはなっているけれど、遠い場所であることに間違いない。
「ごめん。せっかくの休みが台無しだね」
申し訳なさそうに謝ってくれるけれど、
「そんなこと気にしないで」
今は、急がなくちゃ。
だんだんと田舎道になっていく道路を、スピード上げ走る車。
どうか何事もありませんようにと、私も祈る気持ちで助手席に座っていた。