アンバランスな想い
まあ
いいんだけどね
私と光ちゃんの噂が広がれば
お姉ちゃんと光ちゃんの交際が
陰に隠れて見れなくなるわけだし
瑛ちゃんの
機嫌を損ねちゃうけど
別に
瑛ちゃんの機嫌なんか…
鞄の中で
携帯がバイブしているのがわかった
ふくらはぎに触れている鞄から
携帯の振動が伝わった
「憧れてるけどさ
付き合ってないよ」
「またまたあ~
だって二人で会ってるところ
見られてるよ?」
「あれは
見も知らない私を
助けてくれたから
お礼に行っただけ
第一、一年の私が
どうやって
三年の松川先輩と
知り合えるわけ?」
「なんかツテがあるとか?」
「ないよ!
あったら、とっくに使ってるよ
それでみんなに自慢してるよ!」
「それもそうだね~」
順子が納得する
でも疑いの目は消えていない
まわりに集まってきた女子も
信じてはなさそうだ
いいんだけどね
私と光ちゃんの噂が広がれば
お姉ちゃんと光ちゃんの交際が
陰に隠れて見れなくなるわけだし
瑛ちゃんの
機嫌を損ねちゃうけど
別に
瑛ちゃんの機嫌なんか…
鞄の中で
携帯がバイブしているのがわかった
ふくらはぎに触れている鞄から
携帯の振動が伝わった
「憧れてるけどさ
付き合ってないよ」
「またまたあ~
だって二人で会ってるところ
見られてるよ?」
「あれは
見も知らない私を
助けてくれたから
お礼に行っただけ
第一、一年の私が
どうやって
三年の松川先輩と
知り合えるわけ?」
「なんかツテがあるとか?」
「ないよ!
あったら、とっくに使ってるよ
それでみんなに自慢してるよ!」
「それもそうだね~」
順子が納得する
でも疑いの目は消えていない
まわりに集まってきた女子も
信じてはなさそうだ