アンバランスな想い
キスまで
あと5センチ
瑛ちゃんは動きを止めた
私から視線をそらすと
運転席に体を戻した
「ごめん」
瑛ちゃんは小さな声で謝った
「ううん」
私は首を横に振る
キスして欲しかった
…なんて言えない
「先に行ってくれないか」
「うん」
私は瑛ちゃんを車に残して
駐車場内を歩いた
ゆっくり振り返ると
瑛ちゃんはハンドルに顔を伏せていた
瑛ちゃん?
私
瑛ちゃんを傷つけた…
ずっと
傷つけていたんだね
エレベータへと向かう足を止めた
瑛ちゃんのいる車に戻ろうか
それとも
このまま
家に帰るべきなのか
私はどうしたいの?
あと5センチ
瑛ちゃんは動きを止めた
私から視線をそらすと
運転席に体を戻した
「ごめん」
瑛ちゃんは小さな声で謝った
「ううん」
私は首を横に振る
キスして欲しかった
…なんて言えない
「先に行ってくれないか」
「うん」
私は瑛ちゃんを車に残して
駐車場内を歩いた
ゆっくり振り返ると
瑛ちゃんはハンドルに顔を伏せていた
瑛ちゃん?
私
瑛ちゃんを傷つけた…
ずっと
傷つけていたんだね
エレベータへと向かう足を止めた
瑛ちゃんのいる車に戻ろうか
それとも
このまま
家に帰るべきなのか
私はどうしたいの?