アンバランスな想い
ど、ど
どうにかしないと
二人の言い争いの内容が聞かれないうちに
お姉ちゃんか瑛ちゃんに
私たちの存在に気付いてもらわないと…
「うぎゃああ」
何も思いつかず
走って全員の先頭に立つなり
大声で叫びながら
派手に転んでみた
スカートなのに…
きっと男子にスカートの中身を見られたかもしれない
まあ
中身って言っても
スパッツだけど…
お姉ちゃんたちの会話が聞こえない場所で
二人に気付いてもらうには
大きな音をたてるしかないって思ったけど
恥ずかしい
すっごく
恥ずかしい
「すみれ?」
順子が急いで駆け付けると
ジャケットを抜いて、足の部分にかけてくれた
やっぱり見えていたのね
起き上がって
みんなの顔を見るのが
恥ずかしい
とくにお姉ちゃんと瑛ちゃんが
どんな顔をしているのか
ちょっと…怖い
どうにかしないと
二人の言い争いの内容が聞かれないうちに
お姉ちゃんか瑛ちゃんに
私たちの存在に気付いてもらわないと…
「うぎゃああ」
何も思いつかず
走って全員の先頭に立つなり
大声で叫びながら
派手に転んでみた
スカートなのに…
きっと男子にスカートの中身を見られたかもしれない
まあ
中身って言っても
スパッツだけど…
お姉ちゃんたちの会話が聞こえない場所で
二人に気付いてもらうには
大きな音をたてるしかないって思ったけど
恥ずかしい
すっごく
恥ずかしい
「すみれ?」
順子が急いで駆け付けると
ジャケットを抜いて、足の部分にかけてくれた
やっぱり見えていたのね
起き上がって
みんなの顔を見るのが
恥ずかしい
とくにお姉ちゃんと瑛ちゃんが
どんな顔をしているのか
ちょっと…怖い