子猫と私の隠れ家


眩しさで目が覚めた。

そうか、昨日カーテンを閉め忘れたのか。今日はたしか午後からの出勤だった筈だからもう少し寝たい。面倒だけどカーテンを閉めよう。

そう思って重たい上体を起こした、その時。

「ん……?」

手の甲にふわりと、何かが触れた。

それはすべすべできめ細かくて、まるで子供の肌のような……………


「……………えっ…肌!?」


ガバッと勢いよく布団を捲ると、信じられない光景が広がっていた。





栗毛色の、色の白い、中学生くらいの男の子が、すぐ隣でまるまって眠っていたのだ。







「…………………うっそでしょ」







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