ヴァンパイア†KISS
月明りのダンス
わたしの部屋の2階から3階への階段を上ると、そこには長い廊下があり、5つの部屋のドアがあった。
デュオの部屋はどこだろう…?
歩き出そうとしたその時、階段から一番向こう側のドアが開く音がし、わたしは慌てて壁に身を隠した。
ドアから出てきた主が気になりそっと顔だけ出して覗いた。
……デュオ…!!
デュオが足音も立てずに部屋から出て、その前にある狭い屋根裏への階段を上がっていくのが見えた。
「屋根裏…何しに…?」
たしかこの家の屋根裏は、今は誰も使っていなくて小さな窓だけがある何もない部屋だとかずちゃんが言っていた。
デュオが屋根裏に行った理由も気になるけど、どうしても彼に会いたかったわたしは思い切って3階の廊下を端まで渡り、屋根裏へと向かった。
だんだん暗くなっていく階段を上るのが怖くて慎重になる。
20段ほどの階段を上りきると、この家では一番小さいだろうドアが少し隙間を開けているのが見えた。
わたしは、音を立てないように隙間からそっと部屋の中を覗き込んだ。
「!?」
デュオの部屋はどこだろう…?
歩き出そうとしたその時、階段から一番向こう側のドアが開く音がし、わたしは慌てて壁に身を隠した。
ドアから出てきた主が気になりそっと顔だけ出して覗いた。
……デュオ…!!
デュオが足音も立てずに部屋から出て、その前にある狭い屋根裏への階段を上がっていくのが見えた。
「屋根裏…何しに…?」
たしかこの家の屋根裏は、今は誰も使っていなくて小さな窓だけがある何もない部屋だとかずちゃんが言っていた。
デュオが屋根裏に行った理由も気になるけど、どうしても彼に会いたかったわたしは思い切って3階の廊下を端まで渡り、屋根裏へと向かった。
だんだん暗くなっていく階段を上るのが怖くて慎重になる。
20段ほどの階段を上りきると、この家では一番小さいだろうドアが少し隙間を開けているのが見えた。
わたしは、音を立てないように隙間からそっと部屋の中を覗き込んだ。
「!?」