ヴァンパイア†KISS
抱きたい
「……う…っく…」
デュオはわたしを抱いたまま2階のわたしの部屋へと上がっていく。
わたしは言葉も出ないくらいデュオの愛が嬉しくて泣いていた。
自分の体が爆弾を抱えているなんてこと、忘れ去ってしまうほどに。
無言で階段を上がっていたデュオがわたしを見下ろして囁く。
「お前……泣き虫だろ?」
からかうように眉を吊り上げたデュオが愛しかった。
「……デュオのためにしか、泣かない」
「…う…ん」
陽がカーテンの隙間から差し込んでくる。
暖かい春の日差しが気持ちいい。
なんだかすごくぐっすり眠れた清清しい気分でわたしは目を覚ました。
「………ん?」
な、なに!?
目の前にある光景が信じられなくてわたしの脳は一気に目を覚ました。
「デュ、デュオ……!?」
わたしが寝ているベッドの上で、わたしに腕枕をして眠っているデュオの顔がすぐ目の前にあった。
長いまつ毛を伏せ、黒髪を頬に落とし、艶やかな唇を薄く開いているデュオは女のわたしなんかよりもよっぽど色っぽくて、わたしは顔を紅潮させた。
しかもどうやらデュオの上半身は裸で……。
む、無理!!
直視できない……!!
「……ん…」
デュオの長いまつ毛がピクリと動き、そのバイオレットの瞳がゆっくりと開かれた。
「…おはよ、カレン」
デュオは悩ましげにその艶やかな唇で笑みを作ると、10センチしか離れてない距離でわたしを見つめる。
デュオはわたしを抱いたまま2階のわたしの部屋へと上がっていく。
わたしは言葉も出ないくらいデュオの愛が嬉しくて泣いていた。
自分の体が爆弾を抱えているなんてこと、忘れ去ってしまうほどに。
無言で階段を上がっていたデュオがわたしを見下ろして囁く。
「お前……泣き虫だろ?」
からかうように眉を吊り上げたデュオが愛しかった。
「……デュオのためにしか、泣かない」
「…う…ん」
陽がカーテンの隙間から差し込んでくる。
暖かい春の日差しが気持ちいい。
なんだかすごくぐっすり眠れた清清しい気分でわたしは目を覚ました。
「………ん?」
な、なに!?
目の前にある光景が信じられなくてわたしの脳は一気に目を覚ました。
「デュ、デュオ……!?」
わたしが寝ているベッドの上で、わたしに腕枕をして眠っているデュオの顔がすぐ目の前にあった。
長いまつ毛を伏せ、黒髪を頬に落とし、艶やかな唇を薄く開いているデュオは女のわたしなんかよりもよっぽど色っぽくて、わたしは顔を紅潮させた。
しかもどうやらデュオの上半身は裸で……。
む、無理!!
直視できない……!!
「……ん…」
デュオの長いまつ毛がピクリと動き、そのバイオレットの瞳がゆっくりと開かれた。
「…おはよ、カレン」
デュオは悩ましげにその艶やかな唇で笑みを作ると、10センチしか離れてない距離でわたしを見つめる。