ヴァンパイア†KISS
キスの変遷
昨日の夜の出来事は、まるで夢の中で起こった出来事のようだった。
朝、寮の自分の部屋で目覚めたわたしは、二日酔いにでもなったかのように頭がガンガンして痛みで飛び起きた。
19歳だけど、家柄上、社交界に出るために多少のお酒を飲まされていた経験のあるわたしは、
「まるで二日酔いじゃない…」
と、起き掛けに顔をしかめた。
お酒なんてまるっきり飲んでもいないし、飲む余裕すらなかったけど、昨夜のことを思い出し、人に酔ったのかキスに酔ったのか…なんて真剣に悩んでいる自分がばかみたいで思わず苦笑した。
昨夜はサラが別荘の別室に連れて行って休ませようとしてくれたけど。
あまりの人の多さにまた気分が悪くなる気がしたわたしは、サラに謝ってそのまま寮へと帰ってきた。
今までどんなに大きなパーティー会場でもこんなことなかったのに…。
なんとなく人が怖いって思ったのも、気のせいじゃない気がした。
わたしの体、どうなっちゃったんだろう……。
不安な気持ちでベッドから降りると、着ていたピンクのパジャマの上をお腹からめくり脱ぎ捨てようとした。
その瞬間。
バンとドアが開き、わたしはびっくりした形相のまま、パジャマを持った両手は首の前で一時停止する。
そのままドアを開けた主と見つめあうこと3秒。
そしてドアを開け放った主はラブリーな声で叫ぶ。
「カーレーン!!なんてビューティフルなバストなの!!その素敵な胸にキスしたいわぁ…!」
朝、寮の自分の部屋で目覚めたわたしは、二日酔いにでもなったかのように頭がガンガンして痛みで飛び起きた。
19歳だけど、家柄上、社交界に出るために多少のお酒を飲まされていた経験のあるわたしは、
「まるで二日酔いじゃない…」
と、起き掛けに顔をしかめた。
お酒なんてまるっきり飲んでもいないし、飲む余裕すらなかったけど、昨夜のことを思い出し、人に酔ったのかキスに酔ったのか…なんて真剣に悩んでいる自分がばかみたいで思わず苦笑した。
昨夜はサラが別荘の別室に連れて行って休ませようとしてくれたけど。
あまりの人の多さにまた気分が悪くなる気がしたわたしは、サラに謝ってそのまま寮へと帰ってきた。
今までどんなに大きなパーティー会場でもこんなことなかったのに…。
なんとなく人が怖いって思ったのも、気のせいじゃない気がした。
わたしの体、どうなっちゃったんだろう……。
不安な気持ちでベッドから降りると、着ていたピンクのパジャマの上をお腹からめくり脱ぎ捨てようとした。
その瞬間。
バンとドアが開き、わたしはびっくりした形相のまま、パジャマを持った両手は首の前で一時停止する。
そのままドアを開けた主と見つめあうこと3秒。
そしてドアを開け放った主はラブリーな声で叫ぶ。
「カーレーン!!なんてビューティフルなバストなの!!その素敵な胸にキスしたいわぁ…!」