ヴァンパイア†KISS
ゆっくりと開かれるバイオレットの瞳。

その瞳は、わたしを捉えると、わたしの大好きな微笑みを見せた。

ミステリアスな…………デュオ、あなたの……。



デュオは、首のキスの刻印にそっと触れると、

「やられたな。眠っている間に……私はお前の虜だ」

目を細めて、愛しげに微笑む。

「100年前のお返しよ。わたしはずっと100年前から、あなたを忘れられない」

涙が溢れて、デュオの頬に落ちていく。

デュオは棺の中で、勝ち誇ったように微笑むと、わたしの顔を両手で引き寄せた。



「私のヴァンパイア・キスの効力は、永遠なんだ。言ってなかったか?」




唇を重ねる。

彼は、いつだって甘美なまでのキスをくれる。

ファーストキスも、初めての夜も。



永遠に、わたしをエクスタシーで満たす。








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