花咲くその日まで
「その子の事気になるの。」
彼女が俺に、聞いた。

「べっ別に。」
俺は、本当は少し気になっていた。
少女の眼は大きいが、
その眼に、光がないように、
俺には、見えた。

そんな俺の、
心を読んだかのように、
彼女は話始めた。

「あの子は、星野 日和(ホシノ ヒヨリ)ちゃん、
3ヶ月前にここに来たの。」

「ここに来た理由は?」
俺は、彼女に聞いた。

「やっぱり気になるんじゃん。」
彼女は、意地悪な言い方で、
言った。

俺は、彼女みたいなタイプは、
苦手だ。

俺はちょっとムスッと、
してみた。

彼女は少し笑って、質問に答えた。

< 4 / 14 >

この作品をシェア

pagetop