花咲くその日まで
「別に、ただ立ってただけ。」

俺は、フンッとした。

「そういうの、屁理屈って言うのよ。」

俺は、フンッとした。

「もしかして、
 貴方日和ちゃんと話したいの。」

うっ、
こいつ魔力でも持っているのか。
人の心を読むなんて。

こいつに弱みを見せたら絶対脅される。

「その反応を見たらやっぱり、図星ね。」

う~。なんかムカつく。

「話、させてあげよっか。」





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