心拍数上昇中!!
モール夏の対抗戦!
チーム決め
ここ大型ショッピングモールは、夏になると年に一度従業員だけのイベントが行われる。
そのイベントの目的は、交流を深めること…そして、そのイベントはというと……
「今年も行われることになったわけだけど、出た人いる?」朝野さんは、そう言ってホワイトボードにイベントの名前を書く
そこには、【モール!夏の店舗対抗戦!!】と書かれてる。
「えーと、これは…どういうことですか?」
「あやちゃんは、入ったばかりで知らなかったわね。ここのモールは、あまり顔を合わさない各店の店員と仲を深めるために、夏と冬に必ずイベントがあるの。冬は、報告を含んでのクリスマス会…そして、夏は対抗戦。つまり、体育祭みたいなものね」と佐藤さん
「クリスマス会は、それなりに楽しんだけど…対抗戦は……なんというか」と困った表情で口ごもる。
「これでもか!って思うほどみんな本気になるから暑苦しいだよ…おまけに、みんないい年した大人たちなのに容赦がなくて」と佐藤さんの隣で座ってた松岡さんが苦笑いして言った。
松岡清子30歳 あまり顔を出さないがレジさばきは、みんな顔負けレベル。何をしているのかは、未だに分からないSORA一の美人店員。
「そうなんですか…なんだか色々やってるんですね」
「そうだよ。みんな本気過ぎるから出たがる人がいないの。だいたい、みんなじゃんけんで負けて無理やり参加されたていう人が多いわね」と佐藤さん
そんな出たがらないほどの本気でどのくらいなんだろ…想像するだけで恐ろしい
「あー、で話は戻すけど…出たい人いる?」と朝野さん
誰も手を上げない
「あの、質問なんですが…」
「ん?どうしたの?」
「一位取ったらなにか貰えるんですか?その、本気にならないと貰えないものとかなのかなぁと思いまして」と恐る恐る訊ねると
「うーん、毎年景品は違うんだけど…今年は、ネズミーランドのチケットらしいよ?ちゃんと全員分用意してくれるみたい」その言葉に、全員が手をあげた
いやいやいや、みんな切り替えるの早すぎだよ!出ないって言ってたよね!?何人か!
「…分かってると思うけど、今回も多くの種目があるわけで…出来る人だけ参加にするつもりだから…とりあえず目の前の書類を見て考えて」と朝野さんは、平然と話す。
ペラッとページをめくると
・玉入れ
・借り物競争
・リレー
・徒競走
・?
と書かれていた…
?がやたらと気になるけども…なんだか
「なんだか、普通の運動会みたいですね」私がそう言うと松岡さんは
「甘いよ、あやちゃん…初参加した人大半がその考えて足をすくわれてきたから…」
「そんなに、危ないですか」
「体が危ないとかそうではなくて、精神的に?ミスしたら叩かれたりするときもあるし…」
「それもう、いじめじゃないですか…」とは、言うけれど松岡さんの目は、真面目にそうなるから危ないと視線で語っていた。
本気になってる時にミスをすればそうはなるのは、分からなくもないけれど
「じゃあ、決めるから手をあげて…あ、ちなみに木崎さんはなんか出来る?この中で」と朝野さん
「えーと、どれも出来ると思ういますが…走ることは結構得意な方でしたよ昔は…」と答えると
「じゃあ、徒競走とリレー両方よろしくね」とホワイトボードに私の名前を書いた。言っとくけど私は、手を上げてない。
「………あ、はい…」
「じゃあ、私は玉入れ!」と佐藤さん
「私は、リレーと借り物競争で」と松岡さん
「うん、分かった。あとは手を上げてないからこっちで決めるから」とニコニコしながらそう言う朝野さんだが目がマジだ…反論させないぞと言うような目になっている。
チーム発表は、明日だからよろしく!じゃあ、解散!軽くそう言ってその場を去っていった。
退勤時間なのにみんなの目は、死んでいた…
そのイベントの目的は、交流を深めること…そして、そのイベントはというと……
「今年も行われることになったわけだけど、出た人いる?」朝野さんは、そう言ってホワイトボードにイベントの名前を書く
そこには、【モール!夏の店舗対抗戦!!】と書かれてる。
「えーと、これは…どういうことですか?」
「あやちゃんは、入ったばかりで知らなかったわね。ここのモールは、あまり顔を合わさない各店の店員と仲を深めるために、夏と冬に必ずイベントがあるの。冬は、報告を含んでのクリスマス会…そして、夏は対抗戦。つまり、体育祭みたいなものね」と佐藤さん
「クリスマス会は、それなりに楽しんだけど…対抗戦は……なんというか」と困った表情で口ごもる。
「これでもか!って思うほどみんな本気になるから暑苦しいだよ…おまけに、みんないい年した大人たちなのに容赦がなくて」と佐藤さんの隣で座ってた松岡さんが苦笑いして言った。
松岡清子30歳 あまり顔を出さないがレジさばきは、みんな顔負けレベル。何をしているのかは、未だに分からないSORA一の美人店員。
「そうなんですか…なんだか色々やってるんですね」
「そうだよ。みんな本気過ぎるから出たがる人がいないの。だいたい、みんなじゃんけんで負けて無理やり参加されたていう人が多いわね」と佐藤さん
そんな出たがらないほどの本気でどのくらいなんだろ…想像するだけで恐ろしい
「あー、で話は戻すけど…出たい人いる?」と朝野さん
誰も手を上げない
「あの、質問なんですが…」
「ん?どうしたの?」
「一位取ったらなにか貰えるんですか?その、本気にならないと貰えないものとかなのかなぁと思いまして」と恐る恐る訊ねると
「うーん、毎年景品は違うんだけど…今年は、ネズミーランドのチケットらしいよ?ちゃんと全員分用意してくれるみたい」その言葉に、全員が手をあげた
いやいやいや、みんな切り替えるの早すぎだよ!出ないって言ってたよね!?何人か!
「…分かってると思うけど、今回も多くの種目があるわけで…出来る人だけ参加にするつもりだから…とりあえず目の前の書類を見て考えて」と朝野さんは、平然と話す。
ペラッとページをめくると
・玉入れ
・借り物競争
・リレー
・徒競走
・?
と書かれていた…
?がやたらと気になるけども…なんだか
「なんだか、普通の運動会みたいですね」私がそう言うと松岡さんは
「甘いよ、あやちゃん…初参加した人大半がその考えて足をすくわれてきたから…」
「そんなに、危ないですか」
「体が危ないとかそうではなくて、精神的に?ミスしたら叩かれたりするときもあるし…」
「それもう、いじめじゃないですか…」とは、言うけれど松岡さんの目は、真面目にそうなるから危ないと視線で語っていた。
本気になってる時にミスをすればそうはなるのは、分からなくもないけれど
「じゃあ、決めるから手をあげて…あ、ちなみに木崎さんはなんか出来る?この中で」と朝野さん
「えーと、どれも出来ると思ういますが…走ることは結構得意な方でしたよ昔は…」と答えると
「じゃあ、徒競走とリレー両方よろしくね」とホワイトボードに私の名前を書いた。言っとくけど私は、手を上げてない。
「………あ、はい…」
「じゃあ、私は玉入れ!」と佐藤さん
「私は、リレーと借り物競争で」と松岡さん
「うん、分かった。あとは手を上げてないからこっちで決めるから」とニコニコしながらそう言う朝野さんだが目がマジだ…反論させないぞと言うような目になっている。
チーム発表は、明日だからよろしく!じゃあ、解散!軽くそう言ってその場を去っていった。
退勤時間なのにみんなの目は、死んでいた…