心拍数上昇中!!
日差しが強くなり最近は、セミの鳴き声が五月蝿く感じるようになった。
世の中は、夏休みに入ったみたいでため息が出そうなぐらいたくさんのお客さんたちとすれ違う。
あれからランニングには、だいぶ慣れて最近は…ほとんど帰宅したあとに走るようになった。夜に走るのは、危ないのは分かってるけども夜の方が涼しいから…
といっても、今タイムとか計ってもそう変わらないと思う。
「おはようございまーす」そう言って店内にいる佐藤さんに挨拶すると
「おはよう!早々にだけどお願いがあるんだけどいい?」
「はい」
「補充届いたからヒデと一緒に出してきて」にこやかにそう言う佐藤さん
ん?
ヒデ??
え??
「え…えーーー!?」
「なに、作業嫌なの?」
「いや、…いやではない…です…けども…」そうやって口ごもる私に、ニヤリと笑い
「…がんばりなさーい、これをきっかけに少しは仲良くなりなさい。それとも他に何か別の理由でも?」
ありますとも!!
だって、、きに…気になってるというか…好きだからこそ…意識しちゃうだし
なんて思ってることも言えず
「…わ…分かりました!!が…がんばります!!」勢いでそう返した
「よろしい!!じゃあバックにあるから、よろしくね」と言って書類を持って事務所へと向かっていた。
緊張しながら向かうとそこには、すでに作業してる朝野さんがいた。
「……あ、…お…おはようございます」緊張してることを悟られないように頑張って言った。声に気づいたのか
「おはよう」そう言ってどこか嬉しそうに笑って返す朝野さん。
何か良いことがあったんだろうか、なんだか今日はいつもより楽しそうに見える…
「木崎さんは、そっちの段ボールの山を開けて」
「はい…」
「声が小さいなー」と言いながら私を見る
「え、あ…はい!」戸惑いながらそう返事すると
よろしい!と言ってまた、笑う。
そのあと、少し会話しながら作業をしてると
「…佐藤さんとの対応の差が激しくて悲しいなー」
あまりに突然のことに言葉につまった
「……えっと…その…」
「あーーーー悲しいなーーー」
「いや…あの…その…」
「佐藤さんと同じみたいになれないかなー」と言い続ける朝野さん
「……え…あ、その………」
「佐藤さんに仲良くしてもらえないって言っちゃおうかなー」とまで言い始めてた。そして、言いつつも楽しそうに笑う。
この人……意外とSだ…
「…えーと…その…私、少しだけ…年齢が近い男性が苦手で、、す…すいません…」視線を反らしそう口にすると
「………きっとそうだと思ってたから大丈夫、それよりちょっと意地悪し過ぎた」と言ってくしゃっと笑った。
分かってたんだ…苦手なこと とは、思ったけどそれよりも…反省ゼロで意地悪し過ぎたと言う朝野さんのズルさに妙にイラッときてムッとしてたら
「ハムスター」
「……ハムスターじゃないです」
「頬膨らんでハムスターみたいだね」
「……………」
「…そう睨まない、僕これでも上司だけど?」と笑いながら言う朝野さんの反省の無さにいくら好きな人でも、いじられ過ぎた私には嫌なことは嫌だ。
「……作業、終わったので先に失礼します」
「はや!!なんか珍しく早くない?」
「そうなんですよ、今日は珍しく調子が良くて今から佐藤さんに報告しようかなぁと思いまして」
「そっか、良かった。でも、報告って?」
「…ヒデが意地悪すると報告します。失礼します…」と笑顔でそう言って私は、走った。
後ろでは、え、うそ?まじで…などと言う上司であり好きな人である朝野さんの声が聞こえたが、無視だ。
ハムスター…
なにが、ハムスターじゃ!!!人の顔を見てハムスターなんて!!!
そのあと、その事を佐藤さんに報告すると爆笑しながらも自分もその立場なら嫌だったかもと言ってきた。
が、動物に例えられるのは…悪くはないけども
人の顔を見て笑いながら言うのは、少々失礼でもある。
「…はぁぁ、もう最悪」紅茶を飲みながらため息をつくと佐藤さんは、くすくす笑いながら
「でも、あやちゃんが怒るなんて珍しいわね。ドアをおもいっきり開けて事務所に入ってきた時は、他の店員ビビってたわね」
「うわーーーもう言わないで下さいよ!!」
「ごめんごめん、でもさ…怒ってる顔を見てハムスターは、失礼だよね」
「本当ですよ!!兄弟ケンカ以来ですよ怒ったの」
「まぁまぁ、それよりここのケーキ美味しいわね」と言いながらチョコレートケーキを口にいれる。
休憩時間を利用してモール内に新しく出来たケーキ屋に来てる。時間もあってか人も思ったよりも居なくて落ち着いて過ごせてる。
「ですね、このショートケーキの生クリーム甘過ぎずちょうどいい味でこれなら何個でもいけちゃうぐらい美味しいです」
やはり疲れた時には、甘いものが一番だ。全身から疲れてが抜け落ちるような感覚が伝わる
「そうね、しかもこの美味しさでちょうど良いお値段!これは、もう常連になるべきかもしれないわ…」とうっとりした顔に似た表情をする佐藤さん。
「ですね!…あ、話は戻って…さっきのことですが」
「うん、」
「怒り過ぎちゃったかなぁと今思って…」
「なんで?」
「だって、人がイラっ時に限ってハムスターって言われてつい、怒ったなんて…なんていうか子どもみたいで情けないなぁと思って」
「大丈夫よ、少しは怒らないとあの子さらに調子に乗るから」佐藤さんは、そう言うけれどやっぱり私の中では、モヤモヤが取れなくて
さっきまで、疲れが一気に抜けた感じはしたものも…どうにも私に溜まった疲労は、そう簡単には取れないほど多くあるらしい。
さっきの一連の流れを思いだしため息が漏れかける…
「何でもかんでも気にしてたらダメだから、とりあえずなんでも私に言ってちょうだい!どんな愚痴でもなんでも聞くから」そう言って佐藤さんは、ウィンクをした。
「……はい」
どうにも私は、この佐藤さんに敵わない
いや、勝てるとか越えられるとかそんなことは、思ってないけども…
私は、また落ち着かせるように紅茶を飲んだ。時間が少したってしまったせいなのか…
少しだけ苦く感じた…
世の中は、夏休みに入ったみたいでため息が出そうなぐらいたくさんのお客さんたちとすれ違う。
あれからランニングには、だいぶ慣れて最近は…ほとんど帰宅したあとに走るようになった。夜に走るのは、危ないのは分かってるけども夜の方が涼しいから…
といっても、今タイムとか計ってもそう変わらないと思う。
「おはようございまーす」そう言って店内にいる佐藤さんに挨拶すると
「おはよう!早々にだけどお願いがあるんだけどいい?」
「はい」
「補充届いたからヒデと一緒に出してきて」にこやかにそう言う佐藤さん
ん?
ヒデ??
え??
「え…えーーー!?」
「なに、作業嫌なの?」
「いや、…いやではない…です…けども…」そうやって口ごもる私に、ニヤリと笑い
「…がんばりなさーい、これをきっかけに少しは仲良くなりなさい。それとも他に何か別の理由でも?」
ありますとも!!
だって、、きに…気になってるというか…好きだからこそ…意識しちゃうだし
なんて思ってることも言えず
「…わ…分かりました!!が…がんばります!!」勢いでそう返した
「よろしい!!じゃあバックにあるから、よろしくね」と言って書類を持って事務所へと向かっていた。
緊張しながら向かうとそこには、すでに作業してる朝野さんがいた。
「……あ、…お…おはようございます」緊張してることを悟られないように頑張って言った。声に気づいたのか
「おはよう」そう言ってどこか嬉しそうに笑って返す朝野さん。
何か良いことがあったんだろうか、なんだか今日はいつもより楽しそうに見える…
「木崎さんは、そっちの段ボールの山を開けて」
「はい…」
「声が小さいなー」と言いながら私を見る
「え、あ…はい!」戸惑いながらそう返事すると
よろしい!と言ってまた、笑う。
そのあと、少し会話しながら作業をしてると
「…佐藤さんとの対応の差が激しくて悲しいなー」
あまりに突然のことに言葉につまった
「……えっと…その…」
「あーーーー悲しいなーーー」
「いや…あの…その…」
「佐藤さんと同じみたいになれないかなー」と言い続ける朝野さん
「……え…あ、その………」
「佐藤さんに仲良くしてもらえないって言っちゃおうかなー」とまで言い始めてた。そして、言いつつも楽しそうに笑う。
この人……意外とSだ…
「…えーと…その…私、少しだけ…年齢が近い男性が苦手で、、す…すいません…」視線を反らしそう口にすると
「………きっとそうだと思ってたから大丈夫、それよりちょっと意地悪し過ぎた」と言ってくしゃっと笑った。
分かってたんだ…苦手なこと とは、思ったけどそれよりも…反省ゼロで意地悪し過ぎたと言う朝野さんのズルさに妙にイラッときてムッとしてたら
「ハムスター」
「……ハムスターじゃないです」
「頬膨らんでハムスターみたいだね」
「……………」
「…そう睨まない、僕これでも上司だけど?」と笑いながら言う朝野さんの反省の無さにいくら好きな人でも、いじられ過ぎた私には嫌なことは嫌だ。
「……作業、終わったので先に失礼します」
「はや!!なんか珍しく早くない?」
「そうなんですよ、今日は珍しく調子が良くて今から佐藤さんに報告しようかなぁと思いまして」
「そっか、良かった。でも、報告って?」
「…ヒデが意地悪すると報告します。失礼します…」と笑顔でそう言って私は、走った。
後ろでは、え、うそ?まじで…などと言う上司であり好きな人である朝野さんの声が聞こえたが、無視だ。
ハムスター…
なにが、ハムスターじゃ!!!人の顔を見てハムスターなんて!!!
そのあと、その事を佐藤さんに報告すると爆笑しながらも自分もその立場なら嫌だったかもと言ってきた。
が、動物に例えられるのは…悪くはないけども
人の顔を見て笑いながら言うのは、少々失礼でもある。
「…はぁぁ、もう最悪」紅茶を飲みながらため息をつくと佐藤さんは、くすくす笑いながら
「でも、あやちゃんが怒るなんて珍しいわね。ドアをおもいっきり開けて事務所に入ってきた時は、他の店員ビビってたわね」
「うわーーーもう言わないで下さいよ!!」
「ごめんごめん、でもさ…怒ってる顔を見てハムスターは、失礼だよね」
「本当ですよ!!兄弟ケンカ以来ですよ怒ったの」
「まぁまぁ、それよりここのケーキ美味しいわね」と言いながらチョコレートケーキを口にいれる。
休憩時間を利用してモール内に新しく出来たケーキ屋に来てる。時間もあってか人も思ったよりも居なくて落ち着いて過ごせてる。
「ですね、このショートケーキの生クリーム甘過ぎずちょうどいい味でこれなら何個でもいけちゃうぐらい美味しいです」
やはり疲れた時には、甘いものが一番だ。全身から疲れてが抜け落ちるような感覚が伝わる
「そうね、しかもこの美味しさでちょうど良いお値段!これは、もう常連になるべきかもしれないわ…」とうっとりした顔に似た表情をする佐藤さん。
「ですね!…あ、話は戻って…さっきのことですが」
「うん、」
「怒り過ぎちゃったかなぁと今思って…」
「なんで?」
「だって、人がイラっ時に限ってハムスターって言われてつい、怒ったなんて…なんていうか子どもみたいで情けないなぁと思って」
「大丈夫よ、少しは怒らないとあの子さらに調子に乗るから」佐藤さんは、そう言うけれどやっぱり私の中では、モヤモヤが取れなくて
さっきまで、疲れが一気に抜けた感じはしたものも…どうにも私に溜まった疲労は、そう簡単には取れないほど多くあるらしい。
さっきの一連の流れを思いだしため息が漏れかける…
「何でもかんでも気にしてたらダメだから、とりあえずなんでも私に言ってちょうだい!どんな愚痴でもなんでも聞くから」そう言って佐藤さんは、ウィンクをした。
「……はい」
どうにも私は、この佐藤さんに敵わない
いや、勝てるとか越えられるとかそんなことは、思ってないけども…
私は、また落ち着かせるように紅茶を飲んだ。時間が少したってしまったせいなのか…
少しだけ苦く感じた…