心拍数上昇中!!
ハムスター呼ばりされ子どもみたいに怒ってしまい…とてつもなく情けないと思ったが、例え好きな人だとしても相手は仮にも上司。どっちが悪いなどは、置いといて部下である私は、謝るべきだ…
でも、どんな風に?
考えた結果さっきまでゆっくり過ごしてたケーキ屋のケーキを買っていくことにした。なにが好きなのか分からなくて、チョコレートケーキにしたけども…
「だ…大丈夫かなぁ…チョコ嫌いだったらどうしよう…」
好みも何が好きなのかも分からない
彼のことまだ、なにも知らない状態で買ってしまい、不安と怖さで胸の辺りがモヤつく。
すでに休憩時間は終わってるものも、佐藤さんに特別許可をもらい休憩室に向かった。
静かに扉を開けてチラッと中を見るといつもの定置に朝野さんがいた。
「…よ…よし、行くぞ…私…頑張れ私…」そう言って私は、朝野さんの前へと行った。
朝野さんは、私に気付き あっ…と小さく呟いた後に申し訳なさそうに頬を掻いた。
「………あの…さっきはすいませんでした…」そう謝罪すると朝野さんは、苦笑いしながら
「…いや、あれは僕が悪いから」
「…確かにハムスター呼ばりは、地味に傷つきました」
「……あーー、ごめん」
「でも、私も悪いです…例え男の人が苦手だろうと仮にも上司の朝野さんを避けてたので…」
「……仮にもって…」
「だから、、今よりもっと頑張って朝野さんと話せるようになってみせます。あ、じゃなくて…えーと…どんな人にでも話せるように対応できるように頑張ります」そう宣言すると朝野さんは
「…そうか、頑張って期待してるよ。それから、一つお願いがあるんだけど」
「はい?なんでしょうか」
「…朝野さんじゃなくて、これからはヒデって呼んでくれるかな?みんなそう呼んでるから僕のこと」
その言葉に私の頭は真っ白になった
「………えーと…え?」
「…ニックネームで呼ぶだけで少しは、楽だしさお互い」
「……いやいやいや、む…む…無理ですよ!!だ…だって…私…まだ…」戸惑う私をスルーして話を続ける朝野さん
「木崎さんのニックネームってなんだけ?」
「え、、ザッキーです…木崎だから…」
「そうなんだ、佐藤さんからは確か…なんて呼ばれてたっけ…」と考え始める朝野さん
「…………いやいや、ちょっと待って下さい!そもそも私したっぱだし…そんな朝野さんのことを…その………」
「ん?なにかな?」とニヤニヤ笑う朝野さん
「その……」
「ほら、呼んでみー…なんて言うんだっけ?」
「…えええぇぇ…無理です…」
「んじゃ、上司命令」
「理不尽!そんなの…卑怯じゃないですか…」
「…ほら、呼んで」
「……っ//ひ……ひ…ひ…ひ…ヒデ…」消えそうな声でそう言うと朝野さんは、聞こえないなぁーと言う
「…ヒデ」今度は、ハッキリそう言うと朝野さんは満足したようで
「よし、いい子じゃあこれからヒデでよろしく」
そう言って嬉しそうに笑った。
恥ずかしさのあまり、顔が熱い
どうしよう…心臓が破裂しそうなぐらいドキドキしてる
「……こここ、これあげます!それじゃあ」持ってた箱を朝野さんに渡し走ろとして瞬間
「……お疲れ様ザッキー」そう後ろから聞こえた
また、顔が暑くなるのを感じて私は、振り向かずにはや歩きで佐藤さんの所に向かったのだった。
…………
彼女がいなくなった後、残された僕は渡された箱を開けた。
その中には、チョコレートケーキが入っていた。言っては、いないが結構甘いものが好きだ。けども、今は、まずケーキよりこの耳を塞ぎたくなるほどの心臓の音が落ち着くまでゆっくりしようと思う。
箱を閉じソファーに身を委ねるよう倒れこみ天井を見上げると
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ…」盛大にため息が漏れた
チームメイトとして距離を少し縮めたかっただけで、みんなヒデと呼んでるから呼んでと頼んだだけだった…
それが自分が思ってたモノと違って盛大に返ってきたその言葉は、とてつもないほどの破壊力だった
ヒデ
彼女が一生懸命頑張って呼んだその言葉は…
何て言えばいいのか分からないが
胸の中がアツくなるものだった
でも、どんな風に?
考えた結果さっきまでゆっくり過ごしてたケーキ屋のケーキを買っていくことにした。なにが好きなのか分からなくて、チョコレートケーキにしたけども…
「だ…大丈夫かなぁ…チョコ嫌いだったらどうしよう…」
好みも何が好きなのかも分からない
彼のことまだ、なにも知らない状態で買ってしまい、不安と怖さで胸の辺りがモヤつく。
すでに休憩時間は終わってるものも、佐藤さんに特別許可をもらい休憩室に向かった。
静かに扉を開けてチラッと中を見るといつもの定置に朝野さんがいた。
「…よ…よし、行くぞ…私…頑張れ私…」そう言って私は、朝野さんの前へと行った。
朝野さんは、私に気付き あっ…と小さく呟いた後に申し訳なさそうに頬を掻いた。
「………あの…さっきはすいませんでした…」そう謝罪すると朝野さんは、苦笑いしながら
「…いや、あれは僕が悪いから」
「…確かにハムスター呼ばりは、地味に傷つきました」
「……あーー、ごめん」
「でも、私も悪いです…例え男の人が苦手だろうと仮にも上司の朝野さんを避けてたので…」
「……仮にもって…」
「だから、、今よりもっと頑張って朝野さんと話せるようになってみせます。あ、じゃなくて…えーと…どんな人にでも話せるように対応できるように頑張ります」そう宣言すると朝野さんは
「…そうか、頑張って期待してるよ。それから、一つお願いがあるんだけど」
「はい?なんでしょうか」
「…朝野さんじゃなくて、これからはヒデって呼んでくれるかな?みんなそう呼んでるから僕のこと」
その言葉に私の頭は真っ白になった
「………えーと…え?」
「…ニックネームで呼ぶだけで少しは、楽だしさお互い」
「……いやいやいや、む…む…無理ですよ!!だ…だって…私…まだ…」戸惑う私をスルーして話を続ける朝野さん
「木崎さんのニックネームってなんだけ?」
「え、、ザッキーです…木崎だから…」
「そうなんだ、佐藤さんからは確か…なんて呼ばれてたっけ…」と考え始める朝野さん
「…………いやいや、ちょっと待って下さい!そもそも私したっぱだし…そんな朝野さんのことを…その………」
「ん?なにかな?」とニヤニヤ笑う朝野さん
「その……」
「ほら、呼んでみー…なんて言うんだっけ?」
「…えええぇぇ…無理です…」
「んじゃ、上司命令」
「理不尽!そんなの…卑怯じゃないですか…」
「…ほら、呼んで」
「……っ//ひ……ひ…ひ…ひ…ヒデ…」消えそうな声でそう言うと朝野さんは、聞こえないなぁーと言う
「…ヒデ」今度は、ハッキリそう言うと朝野さんは満足したようで
「よし、いい子じゃあこれからヒデでよろしく」
そう言って嬉しそうに笑った。
恥ずかしさのあまり、顔が熱い
どうしよう…心臓が破裂しそうなぐらいドキドキしてる
「……こここ、これあげます!それじゃあ」持ってた箱を朝野さんに渡し走ろとして瞬間
「……お疲れ様ザッキー」そう後ろから聞こえた
また、顔が暑くなるのを感じて私は、振り向かずにはや歩きで佐藤さんの所に向かったのだった。
…………
彼女がいなくなった後、残された僕は渡された箱を開けた。
その中には、チョコレートケーキが入っていた。言っては、いないが結構甘いものが好きだ。けども、今は、まずケーキよりこの耳を塞ぎたくなるほどの心臓の音が落ち着くまでゆっくりしようと思う。
箱を閉じソファーに身を委ねるよう倒れこみ天井を見上げると
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ…」盛大にため息が漏れた
チームメイトとして距離を少し縮めたかっただけで、みんなヒデと呼んでるから呼んでと頼んだだけだった…
それが自分が思ってたモノと違って盛大に返ってきたその言葉は、とてつもないほどの破壊力だった
ヒデ
彼女が一生懸命頑張って呼んだその言葉は…
何て言えばいいのか分からないが
胸の中がアツくなるものだった