ひまわりのように

五十嵐くんを見ていると私の隣に座っている
城田要(かなめ)が話しかけてきた。



「お前さ、さっきから五十嵐見すぎなんだよ。変態かよ。」



「は、見てないし。要こそ私の事見てたの？変態。」


「はー？見てねーし、ばーか。」



「バカじゃないし。ちょっと黙ってて。」



私は五十嵐くんを見るので精一杯なんだから。



要は幼なじみ。幼稚園からの腐れ縁で小中高もずっと一緒だった。



家族ぐるみで仲が良いから旅行に行ったりもしばしば。



まぁ、よく言い合いにはなるけど仲は良い方だ。