こうやって生きてきた
寝ていると…


マスクをつけた人が立っていた…
布なのか、
よくふざけて被るような、
目と鼻と口だけが出るマスクだ…


あゆみ 「え?お父さん??」

一瞬、お父さんのように思えた…
でも違う??

一緒にいたはずの弟も見当たらない…

「え、なに、どうして?なに?」

そう寝ぼけながらに考えてる間に
ハンカチのような物を口に当てられた…

変な臭いがするものだった…

「だめ、これ、吸ったらだめ、
息しちゃだめだ…」
精一杯、抵抗したが
意識がなくなった…
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