恋の掟
やっぱりダメだ。
プロポーズは孝雄にさせなくっちゃ。
恋は駆け引きも大切だもの。
優位に事を進めたい。
孝雄が私の事が好きでしょうがないから、私は結婚してやるんだ。

三十路になって、寂しいからなんかじゃないぞ。

誕生日の夜、携帯が鳴る。
きっと孝雄に違いないわ。

真美、お誕生日おめでとう!
今年は一緒にいられなかったけど、来年の誕生日は一緒に過ごそう。

俺達、そろそろ決めないか?

そりゃ真美はかわいいし、若く見えるし、まだまだ早いとか思ってるかもしれないけど、俺…もう限界なんだ。

真美、愛してる。

結婚しよう!
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