運命の恋~もしもあの時・・~
12
楽しく食事も済み夏川さんが食器を洗ってくれ、私はテーブルを拭いていた。
「そういえば昨日ジュエリーショップから電話があったんだよなぁ。」
思い出したように田邉さんが言う。
「出来上がってるけどいつ取りくるかって。」
「覚えてないの?」
「あぁ、間違えじやないか確認したら確かに俺の名前言ってたし、ペアリングって言うんだよ。しかもスイートテンダイヤモンドがどうとか…」
「スイートテンなら10年の記念だよね?」
「やっぱりそうだよなぁ、香織とは結婚して12年だったし、今いる現実には10年を祝う別の誰かがいるんだろうか。」
ガシャーン
音のした方を見てみると黙々と食器を洗ってくれてた夏川さんがお皿を落としたようで足元で割れていた。
でもそれよりも驚いたのは夏川さんの目からは涙が次々に流れ出ていた。
「そういえば昨日ジュエリーショップから電話があったんだよなぁ。」
思い出したように田邉さんが言う。
「出来上がってるけどいつ取りくるかって。」
「覚えてないの?」
「あぁ、間違えじやないか確認したら確かに俺の名前言ってたし、ペアリングって言うんだよ。しかもスイートテンダイヤモンドがどうとか…」
「スイートテンなら10年の記念だよね?」
「やっぱりそうだよなぁ、香織とは結婚して12年だったし、今いる現実には10年を祝う別の誰かがいるんだろうか。」
ガシャーン
音のした方を見てみると黙々と食器を洗ってくれてた夏川さんがお皿を落としたようで足元で割れていた。
でもそれよりも驚いたのは夏川さんの目からは涙が次々に流れ出ていた。